アフリカツメガエル 野生種(通常種) 実験研究用 価格表

品名 Xenopus Laevis Wildタイプ スタンダード
規格 サイズ 価格(税含/円)
備考
♀・メス  成熟体
(生後1年半以上)
160g over 2200 在庫なし
135g〜160g 2000 要在庫確認
120g〜134g 1800 採卵用売れ筋
90g〜119g 1500 採卵用売れ筋
80g〜89g 1000 成熟
70g〜79g 900 成熟
♀・メス 70g under 650 生後約1年
♂・オス 成熟体
(生後1年半以上)
70g over 1000 要在庫確認
60g over 800 交配用売れ筋
50g over 500 成熟
♂・オス 50g under 350 生後約1年
オタマジャクシ(幼生) ステージ指定可 150 1匹よりお受けします。
蛙用固形餌 S粒-1kg入り 600 当方で使用している固形粒の餌です。
少量100g単位から受け付けます。
M粒-1kg入り 600


成熟蛙の重さ(大きさ)からの判断
上記価格表示のメス80g以上、オス50g以上はすべて変態後1年半以上
経過の成熟・成体です。では、なぜ重さ(大きさ)に差がでてくるかというと
遺伝的な要素が大きく、また飼育環境も影響していきます。
成熟した蛙の重さ(大きさ)の違いはどこから来るのでしょうか。今までの養殖経験で飼育環境
が2割、遺伝8割の要因があると感じています。まず飼育環境ですが成長を促進させるために
は水質・温度・飼育密度・餌、の4項目が深くかかわってきます。特に変態後半年までのこの4
項目のバランス管理が後々の品質を含めて重要なポイントとなります。しかしながら、同じ条件
下であっても重さ(大きさ)の差がどうしても出てきます。この差が各親から受け継ぐ”遺伝的要
素”と考えています。人も身長を含め体型のかなりの部分において親の遺伝を受けていきます。
蛙もまた体型のかなりの部分において親からの遺伝を受け継いでいきますので大きな蛙(例え
ば200g)から産まれる子蛙は成熟していけば正常卵ならば親に近い大きさまで育っていきま
すし、逆に親が小さい蛙(例えば100g)ならいくら年月が経とうとも親サイズ前後の大きさで止
まり親以上にはなりません。つまり重さは”一定の目安となるが絶対的な価値の基準ではない”
と考えます。しかしながら大きいことにより蛙の価値があがることは間違いのない事実ですので
結論としては養殖するにあたり如何に大きな(重い)、形の良い、見た目色艶の良い、元気な蛙
を種親として確保していくかが重要なポイントとなっていきます。
良品質の卵母細胞を保有する♀の安定生産を目指して
蛙の重さ(大きさ)からの私見を述べましたが、では品質(卵)はどうなのか。
ここでも今までの養殖経験則から私の考えをお話させていただきます。
卵の品質の判断はまず外見上からは不可能です。卵個数の多い少ないは腹の膨らみからある
程度予想はできます。卵品質も大きさ同様飼育環境と遺伝が2割8割の影響を与えていきます。
卵品質は分りやすく言えばハード面とソフト面の2面のバランス上に成り立ちます。ここで言う所
のハード面とは飼育環境の意味で、状態の良い卵(正常卵・成熟卵)を得るためにはそれなりの
飼育管理が不可欠となります。まず、初産物を出荷していきますので飼育期間が重要な要素とな
ります。長すぎれば(2年半以上経過)卵数は多いが過熟卵が多く、短ければ(1年半以内)未成
熟卵が多数です。また成熟蛙は水温・水質管理、ストレスを与えない密度管理、適切な餌管理、
によりかなりの品質の向上に寄与しますし卵母細胞を増やし成熟させていきます。
次にここで言うソフト面とは親から受け継ぐ遺伝のことを指します。状態が良い正常・成熟卵があ
るとしてもこれは各親蛙により卵の大きさ・硬さ・色艶等がそれぞれ変わっていきます。この原因
が遺伝です。大きなツヤのある硬いきれいな卵を多く産む蛙はいつ産卵させてもそうですしまた
卵数も遺伝の影響も大きく、多産系のメスは子孫もそれを受け継ぎ多くの卵を産んでいきます。
満足していただける蛙を生産しようと思えばハード面の飼育環境・管理に気を配り、ソフト面のい
かに良い質の卵を産み続ける種蛙を確保していくかだと私なりに結論にいたっています。
ここでもいかに血統・系統が重要な要素となっているかポイントはこれだと思います。
ですからこの持論を前提として育て上げたツメガエルを出荷していきますが、結果(良い品質の
蛙生産)がすべてですのでできる限り高い確立でご満足いただける蛙が生産できるよう、また
安定して供給できるようこれからも工夫し、努力していきます。
また当方の蛙を使用し期待したような結果が出ない場合、ぜひともご連絡ください。
ご不満をいただきその内容を吟味し、対応・解決することが一番の前進と考えます。